ねこクイズ
【歴史・文化6】
ファーストレディならぬファーストキャットとして有名だったソックス君。誰の飼いネコ?
①34代大統領 D.アイゼンハワー
②42代大統領 B.クリントン
③阿倍晋三首相
④小泉純一郎元首相
答え:②
アイゼンハワー大統領は家の庭にネコが侵入すると銃を撃って追い払うほどネコが嫌いでしたが、クリントン大統領はイヌやネコが大好きで、大統領の飼いネコ「ソックス」君は、ファーストキャットとして知られていました。
★ファーストキャット物語★
<ファーストキャット登場>
クリントン元大統領がまだアーカンソー州知事だったころ、娘のチェルシーさんが1匹の野良ネコを家に連れて帰りました。ネコは黒毛で手足に白毛のぶちがあり靴下をはいているかのようなので「ソックス」と名付けられ、かわいがられました。
1993年クリントンが第34代大統領に就任すると、ソックス君も大統領家族とともにホワイトハウス入りし、ファーストレディーならぬ『ファーストキャット』に就任しました。
その業務は官邸の人々を癒すこと!
ソックス君はホワイトハウスの敷地内を自由に過ごしていたので、連日メディアを沸かせました
<クリントン家ペット戦争>
しかし、ソックス君がファーストキャットに就任して4年後、ホワイトハウスにイヌの「バディー」がやってきて「ファーストドッグ」に就任することになりました。
ソックス君とバディーは相性が悪く、ここからクリントン一家のペット戦争が勃発!
困ったクリントン大統領は両者の和解の道を模索しましたが、そのかいなく2匹は別々の道を歩むことに。2001年1月クリントン大統領の退任前日、ソックス君は元秘書のカリーさん宅に引き取られてゆき、バディはクリントン一家とともにニューヨークの新居に移りました。
<ソックス君その後>
下顎の悪性腫瘍で予後が悪く、ソックス君は2009年2月安楽死になったと米バージニア州の動物病院当局者から発表がありました(享年19~20歳)。
生前、ソックス君は動物愛護関連の行事も積極的にこなし、ファンクラブまであったほどで、全米が元ファーストキャットの死を悼みました。
<野良ネコからファーストキャットにまで上り詰めたソックス君>
ヒラリー・クリントンさんが大統領候補に立ちましたね!
かつて、夫のビル・クリントン大統領の浮気スキャンダルがとりざたされた際、ヒラリーの凛とした振る舞いが好印象をもたらしていましたっけ。もしかしてそれは、二人の間をとりもつソックス君の存在のおかげだったのかも。。。
カテゴリー:Dr.Kの獣道