Dr.Kの獣道

ねこクイズ

【ネコの行動5】

ネコがもっとも活動的になるのは一日のいつごろでしょうか?
①真夜中
②昼間
③明け方と夕方
④24時間戦えます!

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<ぼくらのリゲイン>
答え:ふつう③
ネコは本来夜行性で、日没後や明け方の薄暗い時間帯に狩りをしていました。ネズミなどの小動物が活動を終え、小鳥たちが活動し始める時間です。少しの光があれば動くものが見えるネコの目の特性が大いに生かせるのです。
その習性からネコは夜になると野生のスイッチが入り、全力でダッシュを繰り返したりします。
夜の運動会が近所迷惑や安眠妨害になる場合は、就寝前にたっぷり遊ぶようにしてあげると、エネルギーが発散されてネコが落ち着いてくれます。
また、夜明け前のゴハン催促に屈してはいけません。一度ネコの要求に従ってしまうと同じ事が毎朝続いてしまいます。上にのられても顔を舐められても寝たふりを続けていればネコはあきらめてくれる・・はずです!

Cf.オーストラリアでは、固有の小動物の保護のため、日没から日の出までネコの夜間外出禁止令が出されている町があります。

いくぞ3月!

<日の光も少し強くなり>
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ご報告

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平野郷最長の4か月居た仔ねこコンビが、
週末≪ネコの日≫に新しい家庭にもらわれていきました。
二人がいなくなってぽっかり開いた穴が少し小さくなったので
遅ればせながらご報告致します。

マル(仮名)とブン太(仮名)を、最初のボロボロ子猫の時から
知って下さっている平野郷の皆様には、冬の間、気にかけ
可愛がっていただき本当にありがとうございました。
とてもいいご縁です。
日当りのいいとても素敵なお家の子になります。
本当にヨカッタ。ゲンキでね。サヨナラね。幸せにね。
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TNRで来たとびきり人懐こいネコさんや、保護された仔ねこ達に
里親さんが決まり家族にしてもらえるということは
それはそれは幸せなことです。
いいご縁に恵まれ、ネコが貰われていく日どりが決まった時、
いつも、サヨナラの期限が迫る焦りを未来の光へと変えるべく
(大げさですが)、自分自身でのみ込むようにしています。
それは、おっさんネコ3人衆にも感じるところがあります。
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ガキガキしてうっとおしがってたときもあったけど、
いつも一緒に寝ていたもんだから、世話焼いてきたもんだから、
仔ねこ達が去った後は、すごく甘えん坊サンになるのです。
それとも「ボクらが居るがな」ゆうて励ましてくれてるのかな。
そんなときは、景気よく、おいしい缶詰を大盤振る舞い!

さあ、また仔ネコの春が来ます。
胸にあいた穴なんて、気にしてる間も無くなるのが常。
ジューイ1匹とおっさんネコ3人(伊藤理紗著“女いっぴき猫二人”風に)、
平野郷にて、支えあいながら、またこれからも頑張ってゆくとするか!

ねこクイズ

【ネコの行動4】
紙袋や狭い箱に入るのがスキなネコ。いったいどうして?
①ネコは、暗くてジメジメしたところを好む性質だから
②ネコの祖先は、地面に穴をほって巣にしていたため
③ネコの祖先は、木の洞を巣にしていたため
④なんだか独りになりたくて

 

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<穴があったら入りたい・・・>
答え:③
野生時代のネコは、木のウロ(洞)や岩の隙間(岩穴)などを巣にして暮らしていました。体が柔らかく狭いところが苦にならないネコにとって、自分よりも大きな動物が入れない穴ぐらは安心できる場所であったといえるでしょう。その頃の習性から、ネコは狭いところの方が落ち着くのです。そんなわけで、ネコは自分の体がちょうど入るような箱やカバンが大好き!とにかく入ってみなきゃ気がすまないようです。
自宅のネコたちも、急いで出かけようと準備しているときにかぎって、代わる代わるカバンに潜り込もうとしてきます。毛だらけになるからやめて~~と、すぐに追い出すのですが、小さなカバンに上手に入り込むネコの体の柔らかさ・しなやかさにはおどろかされます。吉本新喜劇にもカバンにすっぽり入るヒトがいましたが、ネコのほうが楽勝ぽいです。。。

ねこクイズ

【ネコの行動3】

ネコはうれしい時以外どんなときにゴロゴロという?

①とても怒っているとき                               ②とても不安なとき                               ③とても発情しているとき                            ④とてもヒマなとき

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<低周波ゴロゴロ>

答え:②

母ネコのお乳を飲んでいるとき、赤ちゃんネコはしきりにゴロゴロといっています。大人になってからも、ネコは嬉しいときやリラックスしているときに、安心感や信頼をあらわすゴロゴロという音を鳴らします。ネコ科の動物はライオンやトラなども皆、このゴロゴロ音を鳴らします。

ゴロゴロという音がどこから出ているのかということについて、これほど科学が進んだ今でもきっちりとはわかっていません。有力な説は、ネコには声帯とは別の仮声帯(喉頭室皺壁)があって、その喉頭筋が毎秒30回以上振動するのがゴロゴロ音の正体だというものです。

また、ネコは、病気やケガで体調が悪い時にもゴロゴロと音を鳴らすことがあります。苦痛から逃れようと、自らリラックス状態を作り出そうとしているのではないかと言われています。ねんざしたときなど整骨院で低周波をあてて治療するように、ゴロゴロ音の振動には治療効果があるのかもしれません。

 

ねこクイズ

【ネコの行動2】
ネコが前足で毛布や飼い主の体をモミモミするのはなぜ?
①仔ネコのときの名残
②単に寝ぼけている
③感触に反応して起こる反射
④発情している

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<モミモミ>

答え:①

ネコが毛布などやわらかい生地を前足で交互に踏みながら気持ちよさそうにゴロゴロとノドを鳴らしていることがあります。飼い主の脱いだセーターや毛布などウール地のものに対してモミモミするので「ウールサッキング」と呼ばれる行動です。

これは、仔ネコが母ネコのおっぱいを飲むときに、乳の出をよくするために乳房を前足で押すことを思い出しているのだといわれています。

『モミモミをしているときの子ネコは暖かいミルクでお腹が満たされてなんの不安もなく、このうえない安らぎを感じています。ネコは大人になっても、柔らかい毛布の感触に母猫の胸を思い出したときなど同じような安らぎを感じたとき、このモミモミが出るのです』byネコ好きが気になる50の疑問P.76

離乳が済んでいない早い時期に母ネコから離されたネコほど、成ネコになってもこの「モミモミ行為」がぬけないようです。毛布やセーターをモミモミしながらウットリ陶酔しているネコはまるべく邪魔をしないであげたいものではありますが、ほつれた毛糸をのみ込んでしまわないように気をつけなければなりません。また自分の肉球を吸うのがクセになっているネコは、吸いすぎて肉球に炎症をおこすことも・・

 

ねこクイズ

【ネコの行動1】
ネコが体をスリスリしてくるのはなぜ?
 ①そこがかゆいから
 ②こうすることで余分な毛がとれる
 ③安心できるニオイをつけている
 ④求愛している         

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<スリスリ>
答え:③
ネコのあご、おでこ、ほお、ツメのまわり、尻尾の付け根などには「におい」を分泌する腺があり、なわ張りや愛情を感じるものに自分の「におい」をつけることで自分と同化させ、安心感を得ています。
外界にいるネコ・野生のネコ科の動物たちは、毎日縄張りをパトロールしては自分の「におい」を付けて回ります。だから、たとえ家の中に居るネコであっても、パトロールは日課として欠かせないのです。とはいえ外の世界に比べたらパトロールの範囲もそないに広くもなく・・・
そこで、縄張りの範囲にあって「愛情を感じるモノ」への「におい」つけに精を出すことになります。飼い主さんの洋服、カバン、なぜかパソコンのかど、掃除機以外の家電にスリスリ~スリスリ~、親愛の情が高揚しすぎてはげしく頭突きをしてくるネコもいます。
ネコがスリスリしてきたら、飼い主さんも大いに撫でてあげてお互いのニオイを交換し、親密でリラックスできる存在になってあげましょう。

2・2・2 スタート!

2・2・2(ニャン×3)のネコの日からネコのぺージはじまります!

平野郷ネコの日常とネコにまつわるクイズです。

どうぞボチボチお付き合いください。

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