ねこクイズ
【歴史・文化3】
左手をあげている招き猫は、お店に何を招くのでしょうか?
①福
②お金
③お客
④わざわい
<ボク右手あげてます!>
答え:③
よくお店に招き猫が置いてあるのをみかけますよね?昔から招き猫は人や金運を招く縁起物として商売人から愛されてきました。招き猫が招いてくれるものは、手の挙げ方や色によって異なっています。
<右手を挙げているネコは「福よこい」・・・お金がたくさん手に入る>
<左手を挙げているネコは「人よこい」・・・たくさんのお客さんが来て商売繁盛する>
手の挙げ方が高いほど良いこともお客さんも多くなるといわれています。
また、黒や赤い色の招き猫もあるのをご存じですか?
<「黒い招き猫」があると家が火事にならず交通事故にも遭わない>
<「赤い招き猫」があると元気で長生きする>といわれています”
≪招き猫の由来・豪徳寺伝説≫
ときは江戸時代、今の世田谷区にあたる場所に豪徳寺という小さなお寺がありました。
豪徳寺の和尚さんは、寺で飼われているネコにむかって、「おまえも育ててやっている恩にたまには報いてはどうじゃ」といいました。
しばらく後、とある殿様ご一行が豪徳寺の前を通りかかったときのこと、ネコが手招きをしているではありませんか。それを見た殿様は、ネコに招かれるように寺に入り、しばし休憩することといたしました。
するとどうでしょう。天気が急変、大粒の雨が降り出し、雷まで鳴り出しました。
殿様はたいへんおどろき、「おかげで雨をしのぐことができたゾ」と礼を言い、雨が止むのを待って、お寺を後にしてゆきました。この殿様、実は彦根藩主・井伊直孝公。
後日、井伊殿より多額の寄進がとどき、豪徳寺は立派なお寺に建て替えることができたということです。
「ネコが顔をあらうと雨が降る」といわれるように、ネコは気圧の変化を敏感に感じとってヒゲをこすります。
殿様はきっと、ネコが顔を洗うしぐさをみて、手招きしているように思ったのでしょう。
このネコが手招きして幸運を呼び込んだ豪徳寺伝説より「招き猫」が誕生したといわれています。
カテゴリー:Dr.Kの獣道